ガラクタ箱

ブログ初心者です

恋愛生存率

「恋愛生存率。始まりは終わりの始まり。出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつか終わる。だから、恋する者たちは好きなものを持ち寄ってテーブルをはさみ、おしゃべりをし、その切なさを楽しむしかないのだ・・・数%しか満たない恋愛生存率を私は生き残る。」(花束みたいな恋をした、2021)

 

最近観た映画の中ですごく印象的で、慌ててメモを取った台詞です。恋愛って何だろう・・・と考え込んでしまう私の中に新しい風を吹き込む内容だなぁと感じて。

 

私はこの台詞を聞いて、恋愛生存率は数%どころか0%ではないかと考えました。関係性は常に変化していく。恋愛から始まって何年もその関係を維持している人も、だんだん「恋愛」から「愛」に変化していくものではないだろうか。

 

だからこそ、「切なさを楽しむ」という一種の諦めのような考えは、ある意味ロマンチックで素敵な考え方であるように感じました。別れを恐れて今を楽しく生きないより、割り切って全力でその人との時間を楽しむ方がずっとずっとお互いに良い恋愛になると思う。恋愛だけではなくて、すべての人間関係に言えそう。

 

私は恋愛生存率で生き残ったりしない。人間関係を全力で楽しもう。そう思っている今日この頃。「花束みたいな恋をした」をみてから、やたらガスタンクが目について仕方が無い。